推し活にお金をかけすぎてない?平均費用と今すぐできる節約&資金確保術

ファンとして推しを応援する「推し活」は、多くの人にとって大切なライフワークの1つです。ただ、チケット代やグッズ代などの出費がかさみ、推し活に使うお金を見直したい人は少なくありません。この記事では、推し活にかかる平均費用や内訳、推し活にかかるお金の節約方法などを紹介します。
記事を読めば、お金を節約して推し活を楽しむ方法がわかります。推し活にかかるお金を節約するには、ポイントの活用や中古品の利用などが効果的です。計画的な「推し貯金」を始めて、急な出費に対応しましょう。
推し活に使うお金の平均額

推し活に使う平均的なお金について、以下のケース別に解説します。
- 推し活にかかるお金の一般的な平均額
- 推し活にかかるお金の年齢別の平均額
推し活にかかるお金の一般的な平均額
推し活をしている約23,000人のアンケートによると、推し活への平均出費は約25万円。月におよそ2万円の計算になります。

ただ、実際には推している対象によってかかるお金が異なります。ジャンル別の推し活にかかるお金の平均額は、以下のとおりです。
- アイドル:25,000円前後/月
- 声優・2.5次元:20,000円前後/月
- アニメ・漫画関連:10,000~15,000円/月
- スポーツ選手:8,000~12,000円/月
熱心なファンほど推し活にお金をかける傾向にあり、月に50,000円以上、年間で60万円以上を推し活に使う方もいます。
推し活にかかるお金の年齢別の平均額
経済状況や生活スタイルが異なるため、推し活にかかるお金は年齢によって大きく変わります。推し活にかかるお金の年齢別の平均額は以下のとおりです。
年齢 | 費用(平均) | 備考 |
10代 | 月18,000円程度 | 学生が多いため小遣いの範囲内で活動 |
20代前半 | 月23,000円程度 | 社会人になりライブやイベントへの現地参戦が増える |
20代後半 | 月20,000円程度 | 収入の増加に伴って金額が増える人もいるが一旦落ち着く人も |
30代 | 月28,000円程度 | 経済的な余裕から高額グッズの購入やVIP席チケットの購入を検討する |
40代以上 | 月9,000〜31,000円程度 | 経済的な余裕や時間の余裕から推し活に集中投資する人も |
推し活にかかるお金は、推す人数や推し活歴、住んでいる地域によっても異なります。地方のファンは、遠征に伴う交通費や宿泊費の負担がかかる傾向にあります。
推し活にかかるお金の内訳

推し活にかかるお金の内訳を以下の項目別に解説します。
- チケット代
- グッズ代
- 交通費・宿泊費
- ファンクラブ費用
- オンラインイベント費用
チケット代
推し活にかかるお金の中で大きな割合を占めるのがチケット代です。一般的なコンサートやライブのチケット代は、5,000~15,000円程度かかります。大型イベントの場合は、チケット代が30,000円を超えることもあります。
チケット代は席種によっても変わり、アリーナ席やVIP席では通常席よりも2〜3倍高くなる場合が大半です。ファンクラブ先行販売や一般販売、転売チケットなどの入手方法によっても、推し活にかかるお金は変動します。チケットを買う際は、別途で500~1,000円程度の手数料がかかる場合がほとんどです。
公演の種類によってもチケット代は異なります。公演の種類ごとにかかるチケット代の目安は以下のとおりです。
- 舞台やミュージカル:8,000~15,000円程度
- 握手会やサイン会などの特典付きイベント:3,000~10,000円程度
- アイドルの定期公演:3,000~5,000円程度
複数公演に参加する熱心なファンであれば、月に数万~10万円のお金がかかる場合もあります。推し活の予算を立てる際は、参加したい公演数と必要なお金を計算しておきましょう。
グッズ代

推し活で公式グッズを買う際には、月に5,000〜15,000円程度のお金を使っているファンが多くいます。一般的な公式グッズの相場は、以下のとおりです。
- Tシャツ、タオル、ペンライト:3,000〜5,000円
- 限定グッズやコラボ商品:3,000〜10,000円
- 写真集やフォトブック:2,500〜4,500円
- ポスターやクリアファイル:500〜2,000円
- CD・DVD:1,500〜8,000円
推しの記念グッズが発売されると、追加で5,000〜20,000円程度のお金が必要になります。特典付きグッズや完全受注生産品は、通常よりも高額になりやすい傾向です。推し活で複数バージョンのグッズを購入すると、通常の2〜5倍のお金がかかることがあるため注意してください。
交通費・宿泊費
推し活で県外のライブに遠征する際は、交通費と宿泊費もかかります。1回あたり15,000~30,000円くらいのお金はかかるので、新幹線や飛行機の早期予約割引を利用すると効果的です。
カプセルホテルや連泊による割引プラン、夜行バスなどを活用すると、推し活にかかるお金を節約できます。カプセルホテルの宿泊費は1泊あたり3,000〜5,000円程度です。夜行バスは移動時間がかかるものの、電車や新幹線に比べて安価です。
人気イベントの開催日は、宿泊料金が通常の1.5〜2倍になる場合もあります。推し活にかかるお金を節約したい方は、事前に宿泊料金を確認しておきましょう。
ファンクラブ費用

ファンクラブに入会すると、推しのグッズをもらえたり、優先的にチケットを購入できたりするメリットがあります。推し活にかかるファンクラブ費用の内訳は以下のとおりです。
- 年会費または月額料金
- 入会金
- ファンクラブ限定グッズの購入費用
- 会員向け先行チケットの購入費用
一般的なアーティストの場合、ファンクラブの年会費は3,000〜10,000円程度が相場です。複数の推しがいる方は、ファンクラブ費用だけで年間数万円かかることもあります。デジタル会員証のみの簡易的なファンクラブでは、年間1,000円前後で利用することが可能です。
オンラインイベント費用
オンラインイベントは、コロナ禍以降急速に広がった推し活の新しい形です。オンラインイベントには手軽に参加できるメリットがありますが、以下のようなお金がかかります。
- オンラインライブやコンサートの視聴:2,000~5,000円/1回
- サイン会や握手会:1,000〜3,000円/1回
- ファンミーティング:3,000〜6,000円/1回
- ミート&グリート:5,000〜10,000円/1回
- 見逃し配信やアーカイブの視聴:1,500~3,000円/1回
- VR技術を使ったイベント:3,000~8,000円/1回
- 限定コンテンツの視聴:500~2,000円/1回
推し活の一つであるオンラインイベントへの参加には、安定したインターネット環境が必須です。推しのオンラインイベントに参加すると、通信費にもお金がかかることも考慮しておきましょう。
推し活にかかるお金を節約する方法

推し活にかかるお金を節約する方法は以下のとおりです。
- ポイントサイトやアプリを活用する
- 中古品やフリマアプリを活用する
- ツアーで遠征費を節約する
- サブスクを見直す
ポイントサイトやアプリを活用する
ポイントサイトやアプリを活用することで、推し活にかかるお金を効率的に節約できます。ポイントサイトを経由して普段の買い物や支払いをすると、通常よりも多くのポイント還元を受けられます。推し活の買い物で還元が受けられるポイントは、楽天ポイントやTポイント、dポイントなどです。
以下のような支払い方法や特典を活用すれば、推し活にかかるお金の節約につながります。
- PayPayやメルペイでの決済
- クレジットカードのポイント利用
- ファンクラブや公式アプリの会員限定クーポンの利用
- ポイントサイト経由のファンクラブ入会
- コンビニの印刷サービスを利用したチケット発券手数料の節約
- 公式アプリのスタンプラリーやキャンペーンの活用
中古品やフリマアプリを活用する

新品で購入すると高額になりがちな推し活グッズも、中古であれば安く手に入ります。メルカリやラクマ、ヤフオクなどのフリマアプリでは、人気アーティストのグッズが新品よりも安く出品されています。人気の高い推し活グッズは高値がつく場合もありますが、時間が経つと値下がりする傾向があるため、焦らずに待ちましょう。
お金を節約しながら推し活を楽しむためには、以下の方法が効果的です。
- フリマアプリの情報をこまめに確認する
- ファンコミュニティやSNSで譲渡情報をチェックする
- 推し活仲間とグッズを交換する
- トレード掲示板を活用する
中古の推し活グッズを購入する際は、使用頻度が低いものを選ぶと失敗が少なくなります。
» メルカリの出品作業が驚くほど楽になる!手間を省くコツを紹介
格安バスツアーで遠征費を節約する
移動と宿泊がセットになった格安バスツアーを活用すると、推し活にかかるお金を節約できます。一度の遠征で複数の会場を回るバスツアーを選べば、推し活にかかる交通費や宿泊費を分散させることも可能です。遠征を計画する際は、早期予約割引のあるバスツアーも積極的に検討しましょう。
食事付きのプランを選べば、食費を抑えて推し活に専念できます。宿泊は仲間との相部屋を利用することで、さらに費用を節約できます。
サブスクを見直す
毎月自動的に引き落とされるサブスク料金は、推し活の大きな出費になっている場合があります。すべてのサブスクをリストアップしてお金を計算したら、使用頻度が低いサブスクを解約しましょう。音楽や動画配信のサブスクを解約すれば、推し活に欠かせないチケット代や遠征費のためにお金を節約できます。
サブスクのプランを見直して、推し活に必要なお金を浮かせる工夫をすることもおすすめです。
推し活のためのお金を作る方法

推し活のためのお金を作る方法は、以下のとおりです。
- 推し活貯金をする
- 不要品を売却する
- 副業やアルバイトをする
- 定期的に家計を見直す
推し活貯金をする
推し活のためのお金を確保するには、計画的な貯金が必要です。推し活貯金を始めると、急なイベントやグッズ発売があってもお金を準備できます。推し活貯金を成功させるコツは以下のとおりです。
- 毎月の収入から「推し活用」として一定額を確保しておく
- 専用の貯金口座や財布を作る
- 推し活予算カレンダーを作る
- 小銭貯金や500円玉貯金を始める
日常の無駄遣いを減らし、浮いたお金を推し活貯金に回す習慣をつけましょう。
不要品を売却する

家に眠っている使わないものを整理して売れば、推し活のためのお金を捻出できます。リサイクルショップやメルカリ・ラクマなどのフリマアプリでは、不要な推し活グッズや家電、衣類などを手軽に売却できます。リサイクルショップやフリマアプリで売却を検討すべきものは以下のとおりです。
- 推し以外のアイドルグッズ
- 使わなくなった家電
- マンガなど古本・古雑誌・中古CD
- トレーディングカードやフィギュア
- 季節外の衣類やブランド品
状態の良い不用品は高額で売れやすいため、出品前に汚れを取り除いておきましょう。
» 不用品を高く売るコツと売るときの注意点を解説
副業やアルバイトをする
本業の給料だけでは足りない場合、副収入があれば推し活に使うお金を増やせます。推し関連の仕事や二次創作・同人活動などの副業を選ぶと、好きなことでお金を得られます。推し活のお金のために副業を始める場合は、本業に支障が出ないように時間管理を行いましょう。
副業収入の目標額と推し活にかかるお金を計算しておけば、計画的に資金を確保できます。
定期的に家計を見直す
定期的に家計を見直して収支をしっかり把握すれば、推し活に使えるお金を増やせる可能性があります。以下のポイントを意識して、無駄な出費を削りましょう。
- 参加頻度が低い推し活に無駄なお金をかけていないか
- 安くできる固定費はないか
- 利用頻度が低いサブスクはないか
お金の不安を抱えずに推し活を楽しめるように、無理のない範囲で家計を管理してください。
まとめ

推し活を楽しむためには、計画的なお金の管理や見直し、安価なサービスの検討が欠かせません。推し活にかかるお金は年齢によって異なり、30代以降ではかかるお金が多くなる傾向にあります。推し活にかかる主なお金は以下のとおりです。
- チケット代
- グッズ代
- 交通費・宿泊費
- ファンクラブ費用
- オンラインイベント費用
推し活の費用を抑えるには、ポイントの活用や中古品の利用、遠征方法やサブスクの見直しなどが効果的です。推し活は、自分の経済状況に合わせた無理のない範囲で楽しみましょう。計画的にお金を管理できれば、推し活は長く続けられる充実した趣味になります。
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